もしものときに備えよう!今日からできるケガの初期対応

今日からできる、出血を伴うケガの初期対応をご紹介いたします!

目次

1、出血の種類

2、出血の初期対応

3、止血の方法

【出血の種類】

出血とはもちろん血が出ることですが、それにも種類があります。
血が出てしまった時は、まずそれを判断しましょう。

  • 動脈性出血 小さくても噴水のようにぴゅーっと噴くような鮮やかな赤色の出血は放っておいても止まりません。圧迫での止血も難しいことが多いです。
  • 静脈性出血 湧き出るような出血で、大きな血管だと動脈性との判断が難しい時もあります。動脈性と比べてどす黒いのも特徴です。小さい血管であれば、十分な圧迫で比較的容易に止めることができます。
  • 毛細血管性出血 少量が染み出るような出血で、表面の皮膚だけ切った時などに出るのはこれです。通常圧迫ですぐに止まります。

【出血の初期対応】

 それではそれぞれの出血でどのような対応をするべきか見ていきましょう。

・動脈性出血 

できるだけ清潔なガーゼや包帯、タオルなどでぐるぐる巻いて、すぐに救急外来などを受診しましょう。余裕があれば、水道水で洗浄して汚れを落としておくと、感染の確率を減らすことができます。ただし出血量が多い場合は、止血を優先して病院にすぐに連れていくことを考えてください。

・静脈性出血 

大出血の場合は、動脈性に準じて、出来る限り清潔なもので保護して、すぐに病院を受診しましょう。小さな出血であれば、よく洗浄して、ガーゼなどを使用して圧迫することで、止血することができます。その場合も念のため、病院受診をお勧めします。

・毛細血管性出血 

よく水道水で洗浄して、ガーゼなどの清潔なもので圧迫止血しましょう。止血後はガーゼやばんそうこうなどで被覆しておいてください。

【止血の方法】

 では止血の方法を見てみましょう。私が大学の救命救急に在籍していたころに制作に関わった動画があります。とても分かりやすいので、見てください。

応急手当動画集 ▶

街のクリニックでは、外傷の初期対応も可能な範囲で行っております。その他、内科・小児科・皮膚科・アレルギー科の診察を行っております。

普段の風邪から、生活習慣病(糖尿病・高血圧)、不眠・ストレス、禁煙外来など、日頃体調でお悩みのことがあれば、お気軽にご相談ください。

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